勉強法

最高の勉強法

 

 最近仕事で記憶することが多くてどうしたら記憶できるかと思っていてある本を開いてみた。勉強法というと学生向けかと思われるが、社会人になっても勉強する毎日だ。職種にもよるが、僕の仕事は多くの人と関わり様々な土地、環境で仕事をする。その中で人の名前、土地の名前を覚えるのは僕にとっては大変だったメモには取るが明日にはなんだっけ?となる。そのほかにも仕事には規定や規格などのルールの範囲で行うものばかりだ。まずは仕事に入る前に下準備で関係するありとあらゆる情報を入れて仕事をすると効率が良くなる。やってみないとわかんない失敗してから勉強すればいいと考えるかもしれないが出来れば予習しておくのは、大切だと思う。

 さて本題に入るが、僕は学生時代勉強が嫌いで逃げていた。しかしテスト期間になると順位が出るので負けん気で頑張っていたが今は、関係なく勉強がしたくなった。詳しくは興味を持った。仕事はお金になるし勉強したことは仕事に生かされる。学生時代は勉強なんて僕の将来に役に立たないからと興味を持たなかった。ゲームや野球ばかりだ。しかしこの本を読むと、望ましい困難についてわかった。

勉強したというと、一時間勉強した、10ページ勉強したなどわかりやすい指標で表すことが多いが、大切なのはいかに内容を理解できて記憶してるか。なのでどれくらいの量をこなしたかで本来は表すべきではないと思います。学生時代でいうと点数が取れた人が頭がいいと言われるのは量をこなしたからでなく、点が取れたから。何故点数が取れるのか。その学習方法について科学的な視点から教えてくれる本でした。

 大きく分けると

  1. 科学的に効果が高くない勉強法
  2. 科学的に効果が高い勉強法
  3. 古代からの記憶術
  4. 勉強にまつわる心・体の環境の整え方

で構成しています。

 

1 科学的に効果が高くない勉強法

  • 繰り返し読むこと(再読)
  • ノートに書き写す、まとめること
  • ハイライトや下線を引くこと

このようば勉強法は科学的根拠の基づき、有用性は低いとされています。

これらの学習方法には流暢性の幻覚という心理的な現象が起きます

→深くは理解してないのにも関わらず、理解してく気になってしまう現象

 効果的な学習に必要なのはある程度積極的に脳に負担を与えることが大切です。学習の分野では『望ましい困難』と呼ばれています。

ノートに書く写すのが上手い人や、難しい文章の時は役に立つ方法かもしれませんがここでは記憶するにはあまり効果的ではないとあります。

 独自の勉強法だけでなく柔軟に試すことの重要です。効果の高い勉強法は自分では効果は実感しにくいものです。

 

2 科学的に効果が高い勉強法

  • アクティブリコール
  • 分散学習
  • 精緻的質問と自己説明
  • インターリービング

このようば勉強法は科学的根拠の基づき、有用性は高いとされています。

アクティブリコールとは記憶した内容を能動的、積極的に思い出すことで記憶に定着させる方法で、思い出す行為で長期記憶に定着する現象をテスト効果という。

中でも覚えやすくする方法としてプロダクション効果(黙読するだけより声に出したり書き出す方が記憶に残りやすくなる現象)やプロテジェ効果(誰かに教えるつもりで学習すると内容の理解が深まる効果)がある。

分散学習とは一度に勉強するよりも分散して何度かに分けて学習すると記憶率が上がる現象

精緻的質問とはなぜwhy、どうやってhowなどと学習内容に自分自身で質問する勉強法

自己説明とは自分自身の学習過程や理解など説明すること。メタ認知的なプロセス

インターリービングは似ているがことなったスキル、勉強トピックを交互にこなすこと

3 古代からの記憶術

  • イメージ変換法   語呂合わせ   14→石
  • ストーリー法    物語作成
  • 場所法       家の構造などに記憶したいものを配置する

基本的には覚えやすいイメージに変換するだけです。

4 勉強にまつわる心・体の環境の整え方

  モチベーション

自己関連づけ法

→自分に関連する情報をより効果的に処理し、記憶しやすい現象

アカデミックセルフコンセプト(学業的自己概念)

→僕は理系だ、文系だ。など学業の自己認識

自己効力感

→目的を達成するために必要に行動をどの程度できるか、という個人の確信程度で、『自分にはこれが出来る』という感覚のこと。

これに影響与えるものとして

  • 成功体験      成功する体験を積むこと
  • 代理体験      他人の課題を成功するのを観察すること
  • 言語的・社会的説得 『君なら出来る』など上司、親から励ましがある時
  • 生理的・感情的状態 不安、緊張、動悸など自己効力感が低くなる

学習において達成可能な小さな目標を設定し、成功体験を積み重ねることが大切。

セルフモニタニング(学習の進捗状況)を記録するのもパフォーマンスアップ。

 

自己決定理論

 内発的動機づけ  行動する理由が行動自体に興味、楽しさを見出してる状態

 外発的動機づけ  外からの罰や報酬が生じる動機づけで行動の目的が活動そのもの

          以外にある場合の状態

 

中でも3つの心理的欲求

  • 自律性  自分の行動を自分で選択すること
  • 有能感  自分が何かを上手に出来るという実感
  • 関係性  他人とのつながりや帰属意識を持つこと

この3つを満たすことにより内発的なモチベーションが高まると研究結果がある。

これは勉強以外の仕事やスポーツ、健康意識、教育にも適用できます。

モチベーションについて考える時

  • 自分で決めたことなのか
  • 有能感を感じているか
  • 他の人や社会の繋がりはどうか

という観点から評価すると、モチベーションの高い低いに気付くかもしれません。

 

記憶の文脈効果 記憶が形成された環境や状況が思い出す時に影響すること

 

好奇心がある時はただ突き進む。

好奇心がある時の学習は無双状態で集中力が高まり、楽しくなる

私には特殊な才能はありません。ただ熱狂的な好奇心があるだけです。

by アインシュタイン

 

未来に不安を感じた時『今日、1日の区切りで生きる』習慣をつける。

 

意外となんで?と疑問について調べたり覚えたりできた時は嬉しく思います。

この本を通して、毎日の記憶、勉強についてのモチベーションが上がり仕事も少しだけ楽しくなりました。

皆さんもぜひ読んでみてください。